平素より大変お世話になっております。
(有)西川総合建設スタッフです。
沈下修正の工事の中で”大切なこと”とはいったい何でしょう?
施工方法の選択でしょうか?保証を付けることができるかどうかでしょうか?それとも工事に掛かる費用でしょうか?
…もちろん、これらも大切なことです。ですがそれ以上に、沈下修正の工事には
“建物の傾き度合を確認する”レベル計測が欠かせません。
まず、建物の傾き度合を専用の機材を用いて計測することによって、
建物の“どの位置”が“どの程度”沈下しているかを確認します。
また柱の傾きや周囲の状況も、傾き度合を確認するための判断基準になります。
例えば、建物の建具の隙間や内装の傷み、外壁や基礎にひび割れがあると、
その部分が原因で家が傾いていると予測することもできます。
計測後、これらのデータをもとにして、
施工に必要な情報をまとめた“平面図”を作成するまでが一連の流れになっています。
ちなみに、当社では建物のレベル計測にレーザーレベルを使用しています。
レーザーレベルでの計測は誤差が少ないため、正確に計測することが可能です。
加えて、レベル計測後には地盤調査を行う必要があります。
というのも地盤調査を行わない限り、地盤の状態がわからない上に、
建物を支える地層(支持層)の深さも分からないことから不明瞭な施工になりかねません。
見積もりに関しても仮定の多い概算見積もりになってしまうため、費用面での心配が常に付きまとうことになります。
沈下修正の工事には、地盤調査も忘れてはなりません。
今までは工法の話が中心でしたが、今回は着工前に必要なレベル計測と地盤調査についてお話しました。
正確な工事を行うためには、レベル計測と地盤調査をセットにして行う必要があります。
ご依頼の際は、この点も意識していただければと思います。
宜しくお願いいたします。
(有)西川総合建設スタッフ