荘厳寺様 観音堂の移動

《 現場報告 》

4月に入り桜も開花して暖かな日になりました。

ここ数日の天候は夏かと思わせるほどの暑さで汗が噴き出ました。

現在工事は滋賀県大津市で沈下修正工事、京都で荘厳寺様の位牌堂嵩上げに続いて観音堂の移動工事を行いました。

盛土造成工事を行うため隣の雑種地まで観音堂を一旦移動させます。

今回は木造平屋建・布基礎の建屋を基礎ごと移動させます。

レールをセイロ井形養生の下に這わせることで、建物の重量を分散させて建物重量による沈下を防ぎます。

建物基礎の下端の不陸をキャンバー(くさび)等で調整して水平に鋼材を組み付けます。

お墓に続く道路を一時的にふさぐため、早急な移動及び曳(ひ)き終わった道の解体を求められます。

建物をスムーズに移動させるためのコツは、道を限りなく水平にすることです。

負荷を減らして建物の揺れを抑えることで建物の傷みも最小に抑えます。

特殊ローラーをセットして準備完了です。

※このローラーは市販されていないオリジナルのローラーです。

移動完了!上記の写真で本堂が重なっていた観音堂が雑種地まで移動しています。建物のレベルも確認してすぐに養生します。

建物移動は半日で曳き終えました。解体後に片付けをして完了です。

盛土造成が完了したら元の位置まで観音堂を移動させて据え付けます。

弊社はこれだけの事が施工可能な技術力があるため、家・建物の沈下修正は難しい事ではありません。

布基礎ごとの曳家(ひきや)工事はあまりみられないので、貴重な機会だと思います。

見学希望の方は事前にご連絡下さい。

移動のタイミングなどお伝えできます。

 

 

 

 

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