東京都港区麻布で沈下修正工事

《 現場班報告 》

お待たせしていた東京都港区麻布の沈下修正工事に取りかかりました。

以前に増築された事務所部分が沈下し、建物内部の床や壁に影響が出ています。

増築部分の3面が擁壁に囲まれており、境界との距離が1m程度しか空いていません。

 

弊社のダブルロック工法は、擁壁が近すぎると擁壁を押す可能性もあるため、

且つ今回は注入機材資材が入らない等の条件で薬液注入工法は不可能です。

そのため、今回は鋼管杭圧入工法を採用させていただきました。

その日に使う資材を毎日搬入し、時間はかかりますが出来るだけ場所を取らないように計画しています。

レベル修正も小型油圧ポンプで対応できる規模ですので問題ありません。

道路は狭いうえに交通量も多いため、道路使用許可を警察に提出して許可を頂きました。

看板、警備員も配置して準備完了です。

図面は一式頂いてますが掘削して現状確認します。

植木もあるため実際に掘削し始めると人が通れない状態になります。

掘削した土は土嚢袋に入れて積み上げていきます。

一ヶ所掘削するだけでこの土の量です。

掘り出した土は、締まっていたものが緩むため体積が大幅に増えます。

2~3倍くらいに増えるイメージです。

更に通路が狭くなり作業が困難になりますので、発生土をどのタイミングかで搬出処分したいと思います。

図面との相違を確認しながら鋼管杭が圧入できる深さまで基礎下を横掘りします。

増築部分が鉄骨造で、基礎も深いため人がすっぽり入るくらいの掘削量になります。

接続部分も内部から施工するのですが、晴天の続いている今のうちに外部の鋼管杭を終わらせたいと思います。

 

 

関連記事

  1. 江戸時代には京街道 の宿場町である枚方宿が置かれ、かつて北河…

  2. 彦根城を観ながら空隙充填🏯 擁壁が起因するコンクリート土間の…

  3. 滋賀県内で唯一、🚅東海道新幹線の駅がある交通都市『米原』で沈…

  4. 東山を越える日ノ岡峠、大津宿へ抜ける逢坂関が東海道の要所とし…

  5. 沈下修正する以前からの雨漏れも一緒に直してしまいます👷 沈下…

  6. 狭い場所でも地盤改良が可能です!

PAGE TOP