今月は愛知県で沈下修正工事を2件施工させていただきました。
一件目は名古屋市西区でコンクリート製の地下駐車場が擁壁替わりとなった法面にある建物です。
駐車場の上に建物が乗っている納まりで、コンクリート製駐車場から出て布基礎で支えている範囲が沈下していました。
鋼管杭圧入工法でレベル修正する計画で、地盤調査も行いました。
実際に施工に入るとお客様から頂いた建物矩計と構造が違います💦
根入れが非常に深かったため掘削作業が大幅に増えました👷💦
しかも布基礎の下にコンクリート製の柱状杭が30cmピッチに打たれています💦細いコンクリート杭が何本もあるので「なんだこれ?」状態です。
コンクリート製の杭が打たれている事も深い基礎である事も施主様もご存じなかったようです。
持ち上げる際にコンクリート杭が負荷となるため鋼管杭で反力を得る数値を一般修正の時より大きくする必要があります。
鋼管杭を想定より深く圧入して数値の高い位置まで延ばしたため、鋼管杭の本数が想定より大幅に増えてしまいました💦
内部和室の床を撤去して内部からも鋼管杭を施工します。
その際に沈下により土台がズレている事を確認しました。
基礎の沈下で土台のジョイントが抜けてきているのでしょうね💦