《 現場班報告 》
お盆明けまで工事をお待ちいただいた奈良県高取町のお寺の庫裏の沈下修正工事を着工させていただきました。
キトラ古墳の近くで博物館など観光出来る場所が周囲に点在しています。
時間があればゆっくり巡ってみたいのです♪
物件は布基礎で擁壁側に35mm沈下しています。
擁壁との距離は狭い部分で20cmもなく人も入れません。
修正方法として薬液注入工法は擁壁を押す可能性が高いため鋼管杭圧入工法としました。
それも建物を上げた際に擁壁上のコンクリートブロック塀が倒れる可能性も無きにしも非ず・・・
もし少しでも擁壁とコンクリートブロック塀が動くようであれば鋼管杭で支持しながら、土台上げ工法でレベル修正に変更する2段構えで臨みます。
今回はクレーン付トラックの進入が出来ず、機材の搬入は山門をくぐって人力で運ばなくてはなりません。
そのため普段使用している油圧ポンプも100v対応のポンプを使用します。
支持金物を事前に加工した専用ジョイントを使用することで、現場での溶接作業も無くしています。
クレーン付トラックで近くまで資材を運び、そこから軽自動車で機材や鋼材を小運搬しました。
GoogleMapとにらめっこしながら最短時間で小運搬を完了できるルートを探します。
普段のクレーン付トラックで搬入できるありがたみがよく判りました。
外部からの作業が不可能なため、今回は和室の畳と床板を撤去して内部から鋼管杭圧入作業を行います。
養生を十分行って畳を撤去しました。
根田を復旧出来るように切断して準備完了です。早速掘削にとりかかります。
住職様に奈良産のカボチャを頂きました。
普段目にするカボチャでなくラグビーボールみたいな形のカボチャでびっくりしました。
早速家で切ってみるとスイカのような良い匂いがします♪
これは期待大!焼いて食べてみました。
当然味はカボチャでしたがおいしかったです♬ありがとうございました。