ダブルロック工法とは

 

平素より大変お世話になっております。

(有)西川総合建設スタッフです。

 

この時期になると朝は霧が掛かるようになりました。

霧が周囲の紅葉に溶け合う様子を眺めるのは、この時期ならではの楽しみだったりします。

しかしこの寒さはなんとかならないのでしょうか…(ぶるぶる)

 

お待たせしましたいよいよダブルロック工法についてのお話です。

当社の曳家(ひきや)技術の強みが「スクエアフレーム工法」なら、沈下修正は「ダブルロック工法」がその役割を担っています。

 

ダブルロック工法をかいつまんで説明しますと、当社独自の促進剤と硬化剤を組み合わせて作った薬液(これをダブルロック材と呼んでいます)を用いて

地盤を“岩(rock)”のように固め、建物が下がったり動いたりしないように“鍵(lock)”を掛けるかのように固定する技術です。

 

ダブルロック工法には2つの薬液を用います。

先ほど触れたダブルロック材は地盤の支持力を向上させる特徴があり、ダブルロック材をもともとの地盤へ注入することで、その地盤を生かした新たな支持地盤が形成されます。

そしてその地盤にセメント系の薬液を注入し続けることによって、建物の沈下部分が持ち上がるまでが1つの流れになります(ベタ基礎と布基礎で過程が少し変わります)。

 

ベタ基礎の場合

布基礎の場合

 

またダブルロック工法の利点としましては、下記の点が挙げられます。

  • ベタ基礎はもちろん布基礎にも対応している
  • 狭い場所や建物の中でも施工が可能
  • ダブルロック材そのものが土に馴染む素材を使っているため、周辺環境への影響が少ない
  • ゲル化する時間が調整可能(数~60秒程度で固化)
  • 沈下10年保証対応(※施工条件に伴い審査があります)

 

ただし、擁壁の近くや井戸・浄化槽近くのような薬液の押し出しによって破損や流入の可能性がある場所では施工が難しいことと、

どうしても固化の数秒程度は周辺の樹木などに影響する可能性があるため、工事を依頼される際には1度ご相談のほどよろしくお願いします。

 

ダブルロック工法は他にもさまざまな特徴があります。

今後施工事例と合わせて紹介したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

(有)西川総合建設スタッフ

 

 

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