土間沈下修正工事とは

 

平素より大変お世話になっております。

(有)西川総合建設スタッフです。

 

前回は曳家(ひきや)を伴わない沈下修正工事の1つとして「土台上げ工法」を紹介しました。

引き続きその工事の方法として、今回は「土間沈下修正工事」を取り上げます。

 

まず土間の沈下はなぜ発生するのでしょう?

主な原因として、土間がそれ自体の上に置かれた重量物に耐え切れなくなったことが挙げられます。

これによって不陸が生まれ、例えば店舗だと荷棚が崩れるおそれや、工場と倉庫内の場合だとリフトの移動に支障をきたすようになります。

そこで不陸を解消するために行うのが、この「土間沈下修正工事」なのです。

 

 

施工手順は土間下の修正に当社独自の薬液(ダブルロック材と言います)を土間下に注入することで支持地盤が形成されます。

その結果、地盤が持ち上がり土間の沈下が修正されるといった非常にシンプルなものです。

 

ただし割れのある土間では割れのない土間との段差ができるため施工が難しいことや、

土間自体が薄いまたは鉄筋が入っていない土間、プレス工場のような常に振動している場所では施工できないことを付け加えておきます。

とはいうものの、土間の厚みを変えたり、鉄筋を入れたりなど施工ができる状態に持っていくことは可能です(常に振動している場所は除きます…)。

もちろん、支持層の深さを特定するために地盤調査が必要なことも忘れてはなりません。

 

以上が土間沈下修正工事の工法ですが、説明の際に触れた“当社独自の薬液”である「ダブルロック材」とはどのような薬液なのでしょうか?

次回はこのダブルロック材とそれを用いた工法についてお話したいと思います。

 

宜しくお願いいたします。

 

(有)西川総合建設スタッフ

 

 

関連記事

  1. 盛土が完了したので建物を基礎ごと盛土上に移動させます。

    造成完了!そして曳戻しへ・・・

  2. 地盤調査

    朝の冷え込み・・・ヤバッ!

  3. 曳家工事と水害対策

  4. 愛知県岡崎市の沈下修正工事が完了👷 梅雨の天候に左右されない…

  5. 新潟市西区に㈲西川総合建設の事務所を設けました👷🔨 無料相談…

  6. 平安時代からの市場であり、1615年に江戸幕府によって京都で…

PAGE TOP