平安時代に『檜物庄』と呼ばれていたという記録が残る日野町で神社の社嵩上げ工事⛩

檜物(ひもの)とは❓

檜・桧などの薄く削り取った材を円形に曲げ、合せ目を樺・桜の皮などで綴(と)じて作った容器の事だそうで、

弁当箱や膳、盆、菓子器、華器、茶道用器などに利用されています。

今回は岡村工務店様のご依頼で八坂神社の社を嵩上げさせて頂きました。

10cm近くの沈下と土台の腐食もあったため、

基礎を新設し土台も入れ直す工事をされる予定なので、現状から30cm上げてほしいとのご希望でした。

境内の間口が狭く細長い敷地でユニック(クレーン付きトラック)等の進入が一切できません。

全て小運搬で機材機器を搬入します。

小運搬状況

岡村工務店様に鋼材縛り付け部分の外壁を撤去してもらっている間にひたすら材料運び💦

日差しがきつく暑さに堪えられるのか💦

油圧ポンプ・油圧ホース・他

縛り付けを行い建物を持ち上げるのですが、

10cm近く沈下している現状のままでは施工がしにくく基礎工事に影響が出ます。

建物のレベルを修正しながら徐々に持ち上げていき、上げきった時点でレベルを±5mm内に合わせます。

 

腐食が激しい土台は入れ直される予定の為、落下養生をしなかったのですが、

やはり腐食で傷んでおり、柱から抜けて落下しました👷

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後日、基礎工事が完了したら据付けに伺います。

 

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