先週末の雨は弊社の本社所在地である長浜市でも河川決壊があり被害が出ております。
決壊した高時川は、滋賀県長浜市を流れる淀川水系の河川「姉川」の支流です。
長浜市は2665世帯に避難指示を出し、5日の時点で床上5軒、床下19軒の浸水被害が出たそうです。
弊社の職人も北海道の2期工事からの帰路の6日に、
夜9時の段階で福井県から滋賀県につながる道路が”全て”封鎖されてしまい、
仕方なく迂回するために九頭竜川沿いの峠道を抜けて岐阜県白鳥経由で滋賀に入るコースで帰って参りました。
普段高速で30分の距離が5時間かかりました💦
さて、弊社に施工可能な水害対策ですが、
提案させて頂いているのはハイウォーターラインまで建物を嵩上げして水に浸からないようにする工法です。
施工方法は建物条件により異なりますが、一般住宅で50cm程度の嵩上げであれば『バルクアップ工法』をお勧めしています。
水が浸からない高さまで建物を上げてしまえば水害は軽減されます。
そんな事が出来るの❓と話を聞くだけでは皆さんは半信半疑・・・
半疑どころか、最初は完全に疑っておられます💦
弊社の技術と機材と職人のチカラで建物を持ち上げるのは可能です👷
実際に水害地域で何十件もの建物を嵩上げしています。
一旦建物を横に移動して盛土をしてから曳戻(ひきもど)して据え付ける、これが今までの嵩上げ工事の方法です。
弊社も石基礎や布基礎ではこのような方法で施工します。
ただし現在の建物は基礎強度も上がっています。
ベタ基礎であればそのまま持ち上げて建物レベル(高さ)を合わせてしまいます。
水が浸かって建物のレベルが変わってしまう話も聞きますが、
持ち上げた際に水平に戻してしまうので問題有りません。
この様な工事を行っていますので『建物の沈下修正工事』はどんなものでも対応できます👷
土の替わりに『バルクアップ』充填材を基礎下に流します。
バルクアップ材はコンクリート系の充填材で比重が軽く土よりも強度があります。
充填後に1.5倍程度まで膨らみます。
体積が増えるために充填残りが発生しません。土の代替として十分な強度を持ちます。
型枠を外して完成です。
後は周囲の地盤を盛土して敷地高さを上げていきます。
バルクアップ工法のメリットは曳家工事が出来ない囲まれた敷地でも施工が可能です。
土の転圧より均一した強度の盛土となります。
建物の重量でバルクアップ材が縮む事は有りません。
工事期間が短縮でき、約50cmまでの嵩上げでは曳家工法に比べて大幅に安価で施工可能です。
(1m超えると材料代が差を逼迫し逆転します💦)
数多くのメリットのある工法ですが、デメリットはバルクアップ材が硬化するまで匂いと湿気が気になります。
これは仕方ない所です。
現在も敷地1m以上上げる必要のある水害地域の相談を受けています。
更に1mを超える工事がコストが抑えられるよう新たな開発を進めております。
お見積りは無料です。お気軽にお問合せ下さい。