自治体名とインターチェンジ名が食い違っている街で沈下修正工事(土台上げ工事)👷

先日、四国の徳島県へ沈下修正工事に向かっていた施工班が、台風の影響をまともに受けて避難勧告が出ました💦

何とついてない・・・。

 

現在、米原市で沈下修正工事を行っております。

レベル計測の結果、-50mm程度で広い範囲で沈下しています。

もともとは河川があった場所を造成盛土した場所で、河川に係る範囲に大きく沈下が見られます。

30年ほど前に土台上げ工事が行なわれた物件ですが、

今回、当時の工事で凄い修正がされていることが分かりました。

土台上げ工法 スキマ充填

元々の基礎は”石”でした👷

土台が上がっており、間にモルタル塗りが高さ20cm以上あります💦

内部の床を撤去すると、コンクリートブロック積に化粧仕上げをしているだけということが分かりました。

弊社はこの状態でも鋼管杭圧入や薬液注入地盤強化なども可能ですが、

今回はお客様のご依頼により土台上げ工法を選択いたしました👷

 

土台上げ工法にて建物を持ち上げる際に、コンクリートブロック嵩上げには厄介な問題があります。

それはコンクリートブロック天端に油圧ジャッキの爪オプションを設置して建物を持ち上げるのですが、

コンクリートブロックが脆く割れてしまう危険性があることです💦

 

今回のような化粧仕上げのコンクリートブロックは、内部に充填物や配筋がないため強度を見込めません。

しかし、弊社では連動油圧ポンプを使用して、建物の重さをデジタルで確認しながらジャッキ位置を調整し、

平均的に圧力をかけて持ち上げることができます。

この方法により、建物に与えるダメージを最小限に抑えることができます👆

油圧連動ポンプ

爪オプション

弊社では、外壁板金を傷つけることなく、建物の内部から斫り作業を行い、

爪オプションと油圧ジャッキ、油圧ホースを接続する方法を提供しています。

建物の中心に位置する石基礎部分は縛り付寸法が短く、組み付けが難しい状況ですが、

過去の土台上げ工事の際にできたボルト穴が柱に2カ所開いており、これを滑り止めとして利用することができます🌟

弊社の油圧ジャッキは、滑りがなければ最大30トンまでの建物を持ち上げることが可能です。

既存ボルト穴

弊社では、柱に穴を開ける施工はほとんど行いません。

なぜなら、穴を開けることによって強度が低下し、割れやすくなるなどの問題が生じるためです。

私たちは、柱の欠損を最小限に抑え、柱をそのままの状態で持ち上げることを優先します。

 

一部の業者では、修正のために安易に柱にボルト穴を開けることがありますが、

それを曳家業者によって行われていたら、それは専門職として終わりでしょう・・・👷💦

 

お客様の建物を丁寧に持ち上げるために、確かな技術と経験を持った弊社のチームが対応いたします。

どうぞお気軽にご相談ください。

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