平素より大変お世話になっております。
(有)西川総合建設スタッフです。
少し前の話ですが、紅葉狩りの途中に立派な銀杏の樹を見かけました。
色もすっかり黄色に染まりきっており、秋らしさをひしひしと感じさせられました。
来年はどのような表情を見せてくれるのでしょうか?今から楽しみです。
前回の予告通り、今回は支持力がある地盤にもかかわらず建物が沈んだ場合に“安価で”施工することができる「耐圧板工法」について取り上げたいと思います。
まず、耐圧板工法を選択される前に地盤調査をしなくてはなりません。
というのも、この工法はあくまでも“地盤に十分な支持力があること”を確認できた場合に施工方法の1つとして挙げられる工法です。
仮に地盤調査をせずに施工を行った場合、一時的な支持のみになるため建物が再沈下してしまう可能性が高くなってしまいます。
耐圧板工法にかかわらず、地盤調査は必ず行うようにしてください。
施工の手順としましては、下記の通りになります。
1).適切な位置を掘削して油圧機器を設置する。
2).反力が得られるまでコンクリート製の平板を沈め、締めて固める。
3).全ての箇所の反力が付いたことを確認できたら、基礎を持ち上げて水平に戻す。
(このとき目標値±5mmまで修正しますが、誤差が発生する場合もあります)
4).傾きを修正後、支持金具で高さを固定する。
5).グラウト材を流し、基礎の空隙を充填する。
耐圧板工法は安価な分、保証は付きません。
ただし、地盤調査で全体の支持力が確認できた場合に、保証対象になることもあります。
ダブルロック工法、鋼管杭圧入工法、耐圧板工法、当社ではその時の状況はもちろん、
お客様のご希望にお応えしてご提案させていただいています。
曳家はもちろん、沈下修正のことでご相談がありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
宜しくお願いいたします。
(有)西川総合建設スタッフ