16cmの沈下物件に挑みます!

※今回は撮影NG物件ですので、特定出来ない程度の写真のみの掲載です。

《 工事班報告 》

先週から最大16cmの沈下がみられる建物の沈下修正工事に取り掛かりました。

地盤調査の結果、ある程度の支持力のある地盤であることが判りました。

沈下が表層だけと思われましたが、そうとも思えない不思議な箇所が多々あります。

外構が全く違和感なく沈下した建物に擦り着いていて、どこにもクラックも有りません。

まさか最初から・・・・などと思いながらも工事を始めます。

建物の半分が屋内車庫です。

道路面には機材・資材の置き場もないため車庫の中に設置します。

クレーン付きトラックが使えないので、ハンドリフトで道路からの勾配を持ち上げて運び込みます。

車庫内の重量が増えて建物を上げにくくなるのですが、致し方ありません。

床は土間上に張られていますが沈下の影響で床材の継ぎ目が浮いて出ています。

レベル修正する事で戻ればいいのですが・・・。

床暖房があるため、コア抜き可能な場所をテープで印をしておきます。

間違っても床暖房を貫かないように注意!

上がりやすさを確認するために周囲からダブルロック薬液注入を行います。

配管部分は蓋を開けて薬液が進入していないか確認しながら注入を進めます。

擁壁が近い箇所は、擁壁から建物基礎との距離を計測し、異状があればすぐに注入をストップします。

薬液材1セットを注入する時間は20分程度ですが、その間に確認するポイントがたくさんあるので気を緩められません。

カマキリがじっと作業を覗っていたので写真撮影📷✨

久しくここまで間近でカマキリを観る機会もなかったので、

何枚も撮影し、カッコ良い写真が撮れました。

 

 

 

 

関連記事

  1. 弊社は神社仏閣の建物沈下10年補償施工が可能です👷山門や鐘楼…

  2. 曳家の工法③

  3. 分流器

    宮崎県の沈下修正工事が完了。急いで次の物件に!

  4. 富山県で試掘及び鋼管杭試験打ちを施工👷 能登半島地震の液状化…

  5. 沈下物件

    愛知県の別荘 沈下修正 & 観音堂の曳戻し

  6. 自治体名とインターチェンジ名が食い違っている街で沈下修正工事…

PAGE TOP