曳家の歴史を覗いてみよう

 

平素より大変お世話になっております。

(有)西川総合建設スタッフです。

 

季節はすっかり秋後半に差し掛かり、この間まで緑だった草木の葉にも赤や黄が色づくようになってきました。

これが真っ赤に染まりきる頃には、どこからともなく冬の足音が聞こえてきそうな予感がしています。

みなさんもお体にお気をつけください。

 

今回は曳家(ひきや)そのものについてお話する前に、

まず1度「曳家の歴史」をほんの少し、覗いてみようと思います。

 

どこまで歴史を遡るのかと言いますと、なんとそれは紀元前まで。

エジプトのピラミッドやスコットランドのストーンヘンジなどに代表される大きな石を用いた建造物を建てるために、石を運びはじめたことが起源とされています。

ちなみに日本で最古とされるのは5世紀もしくは7世紀とされていますが、これに関しては諸説あるそうなので、また改めて調べておきますね。

ひとまず、当時の人々は古墳をつくるために、木製のソリを利用して石を運んでいたとのこと。

この形跡として、当時使われていた木製のソリが42年前に大阪の三ツ塚古墳から発見されたことが、日本における曳家の歴史解明に繋がっています。

といった感じで、何か“もの”を曳くこと自体は紀元前から行われていたようです。

では現在のように「建物を曳く」ようになったのはいつからでしょうか?

引き続き日本に注目してお話したいと思います。

 

時代は進んで江戸時代、重量物を運ぶ職業として「算段師」と呼ばれる職業がありました。

大型機械や橋桁のような重量物の移動と設置を行う現代の重量鳶のように、

建物はもちろん、石や巨樹など、運べるものは何でも運んでしまうのが、彼らの仕事でした。

そして江戸時代から明治時代に差し掛かるころに、算段師の中から建物を運ぶことを専門とした職人が登場し、

彼らの技術が現在の曳家工事の原点となっています。

 

さて今回は「曳家の歴史」をお話しました。

次回から、ついに本格的な話になっていきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

 

よろしくお願いいたします。

 

(有)西川総合建設スタッフ

 

<参考文献・URL>

曳家・家起こしの技術/曳家研究会(岡部則之/才上政則/宮崎貴重)

 

 

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