平素より大変お世話になっております。
(有)西川総合建設スタッフです。
いよいよ令和2年もあと2週間を切りました。
厳しい寒さの中、冬のひだまりがことのほか暖かく感じる今日このごろです。
さて、今年最後の熊本県での沈下修正工事が完了に近づいています。
今回の建物は昭和49年に建てられたものであり、熊本地震の影響で対角状に15センチの沈下がありました。
今回は全面リフォームに伴うダブルロック工法を用いた沈下修正工事です。
沈下10年補償の事前審査が完了したので、今月初めに着工しました。
12月に入るとどうしても雪が心配になってきます(年末から来年の頭は豪雪との噂も…)。
ノーマルタイヤで本社の滋賀県まで帰られるよう、
かつ雪が降るまでに工事が完了するように、段取り良く作業をこなしていきます。
庭が広く、機材や材料に余裕を持って置かせていただくことができました。
地盤調査データを確認しながら、ダブルロック材を計画した位置から注入します。
ダブルロック材は地盤の体積に対して8%~20%の注入率で計画し、地盤の改良を行います(条件によります)。
沈下の原因である地盤へ対策を行うことで、再沈下を防ぎます。
とりわけ難しいのが、玄関部分の注入です。
というのも、地盤の改良を続けていくと徐々に地盤が隆起することから、
玄関扉の鍵が掛からなくなることがあるためです。
周囲に薬液注入をするのですが、それでも鍵の調子が悪い場合は
油圧ジャッキを基礎下に入れて左右のバランスを取ることで、鍵がかかる状態までもっていきます。
今週末にはこの工事が完了して今年中に熊本から帰ります。
ここのところの長浜市の積雪量は5cm、今日明日の積雪状況によっては
別の交通手段を利用しての帰社になりそうです…。
宜しくお願いいたします。
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(有)西川総合建設スタッフ