台風の影響で倒木が直撃！建物沈下に

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沈下・傾き修正
台風の影響で倒木が直撃！建物沈下に

沈下・傾き修正

台風の影響で倒木が直撃！建物沈下に

倒木の恐ろしさを再認識しました・・・。

　滋賀県高島市の太田工務店様のご依頼で、大田神社の倉庫の沈下修正工事を行いました。
　沈下の原因は、神社境内にある巨木が台風で倒れて建物屋根に直撃したことです。
　倒れた衝撃と重さで建物が沈下し、ベタ基礎の土間はヒビ割れを起こしていました。

　調査に行った頃には巨木は取り除かれていましたが、建物は大きく傾いていました。
　(その衝撃たるや凄まじいものだったでしょう・・・)
　今回の沈下の原因は地盤ではないので、耐圧板工法での復旧工事を行うことになりました。

　まだ新しい建物ですが、ベタ基礎のコンクリート土間と立上がりに複数のひび割れが発生しています。

　1cm近くのひび割れのため、修正後にそれが閉じるかどうかを判断するのは至難の業です・・・。

　境内の石畳みもトラックで踏むと割れる可能性があるので、
　隣の公園から進入してハンドルを何度も切り替えて進みます。

　トラックが通るギリギリの寸法しかなく、神経を研ぎ澄ましながらの資材搬入になりました。

　基礎周囲のジャッキを設置する位置を掘削し、油圧ホースと連動油圧ポンプを設置します。
　今回は外壁などを作り直すということもあり、建物が躯体(くたい：骨組み)だけの状態でした。
　
　本来、今回のような躯体のみの建物であれば油圧ジャッキの数を減らせるのですが、
　ひび割れが多いため、油圧ジャッキの数を減らすのは危険と判断し安全に備えます。