平安時代からの市場であり、1615年に江戸幕府によって京都で公認された「錦市場」のある街で沈下修正工事👷

京都市中京区にある錦市場まで徒歩1分、外国人観光客も多い通りにある古民家の沈下修正工事を行いました👷

これまでに何件も施工させて頂いているデザオ建設株式会社様より、リフォームするにあたり建物の沈下部分の修正をご依頼いただきました。

今回の物件は・・・・

1.道路面は錦市場の通りで観光客が大勢通行している

2.普通車までしか進入出来ない

3.建物前に駐車出来ない

4.機材機器は近隣駐車場から小運搬

5.修正部分の壁が隣の建物と5cmしか隙間が無い

6.外壁面には人が入れない

7.沈下量11cm

左の隣地との隙間5cm

人が入れない💦

と施工が難しい条件でした👷💦

 

沈下量も10cmを超えるため、今回のような室内側からだけの施工は高難易度です!

床の間と押入の床板を撤去して作業開始♪

レベル修正作業状況

先ずは各柱に養生をしジャッキを設置します。

基礎がレンガ作りで趣ある建物です。

そのレンガの一部を土台ジャッキが設置できるように斫(はつ)りを行います。

沈下範囲の柱全体にジャッキが設置できた段階で、重量を少しづつ利かせながら足元をパッキンやキャンバー(くさび)で落下防止をします。

柱の根腐れもあり、柱が潰れるような感じで持ち上がっては沈むが繰り返され、

耐圧が取れるまでは全体上げは危険ですので慎重に行います💦

中庭のコンクリートブロック塀が建物と一緒に上がってしまうため、縁切りのため戸袋枠を撤去、内部の鉄筋も確認出来て縁切り完了🌟

沈下修正工事

レーザーレベルで各柱のレベルをチェックしながら複数台のジャッキを少しずつ上げて、建物の歪みが最小限に収まるようにレベル修正します。

ここで問題発生💦

沈下した状態で増築された縁側が、レベルを上げるに伴って、ゼロを超えてプラス方向に持ち上がっていきます👷

増築部分あるあるです💦

縁側の建具がおかしくなるため、外壁と柱を縁切りして戻すことにします

これはデザオ建設様の大工さんにお願いしました👷

柱のみを下げることに成功して無事レベル修正完了です👆

古民家 レベル修正

中庭に面した風通しの良い一番良い部屋なのに、沈下で気持ち悪かったのが直って嬉しいとお客様に喜んでいただきました👆

 

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