滋賀県大津市 K様邸沈下修正工事

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沈下・傾き修正
滋賀県大津市　K様邸沈下修正工事

沈下・傾き修正

滋賀県大津市　K様邸沈下修正工事

別会社から見積りを取られましたが・・・

　㈱石川技研様のご依頼で、協力業者の工事です。㈱石川技研様は何年も弊社の施工に協力していただいており、自社でダブルロック工法や沈下修正を施工しておられます。
　ただ今回は見積りが別会社から出ており、状況とデータを確認してよりよいご提案をできるかが重要でした。その会社からは仕事内容について詳しい説明がなかったため、当社で施工させていただくことになりました。
　東日本震災以降、数ある下請けの中の1社だった業者が、今では元請けを行っていることがあります。技術があればいいのですが、施工の真似事で済ませる業者も存在します。提案理由や工法説明がない場合は注意して下さい・・・。

　建物はL型擁壁の上にあり、擁壁2面側に建物全体が沈下していました。
工事内容は沈下の酷い部分の修正です。表面波探査法で地盤調査し、データをもとに薬液注入計画を立てます。
　駐車スペースには機材機器を設置するため、施工期間中は施工主様の駐車ができなくなるのですが、許可をいただけたため工事に入ることができました。

　沈下部分の地盤にダブルロック薬液注入を行います。
2重ストローク管をつないで削孔し、ダブルロックA液・B液をロッド先端で混ぜて硬化します。
メーターを見ながら注入ポンプのON/OFFを操作します。ステップアップしながら弱い層に注入及び圧密効果を与えます。

　布基礎かつクラックも確認できたため、最終の微調整は連動油圧ジャッキを使用します。
　基礎下に支持金物と油圧ジャッキをセットして建物床の水平をレーザーレベルで計測しながら、ミリ単位で合わせていきます。ダブルロック材の注入が終わっているので反力を得られます。
　施工主様にレベル値を確認していただいてから、空隙充填作業に移ります。