京都設計事務所離れ沈下修正工事

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沈下・傾き修正
京都　設計事務所　離れ沈下修正工事

沈下・傾き修正

京都　設計事務所　離れ沈下修正工事

施工図を描いて説明させていただきます。

　京都府京丹後市の㈱イースペース設計様のご依頼で、㈱イースペース設計様の事務所棟の後ろにある離れの建物の沈下修正工事を行いました。
　木造2階建てで布基礎、過去に数メートル盛土された土地で、離れの建物は山側のため盛土が少ないとお聞きしましたが、確認のため表面波探査法で地盤調査を行ったところ固い地盤でした。
　建物内部を計測後、増築部分があるため部分修正の耐圧板工法としました。
　
　図面は、施工後に工事内容の相違がないよう慎重に描きます。
　施工計画や範囲を描いた図面でご説明をし、施工内容の認識の違いが出ないように事前の打ち合わせを行います。

　

　施工範囲が決まってから施工開始です。
布基礎のため、連動油圧ポンプを使用して微調整を行います。

　今回のような増築されている建物は修正の難易度が上がります。
それは、例えば既存の基礎が少し沈下している状態で増築された場合、その沈下を完全に修正することが難しくなるからです。
しかし調査だけでは判りませんので、一度上げて様子をみます。
その時の状況で建具や収まりに支障が出た場合、下げる判断をすることもあります。
　この判断こそ、今までの経験によるところが大きく出ます。

　建物を持ち上げる際に、庇の柱なども同じように上げないと収まりが悪くなり、屋根などの水収まりを傷めてしまうと大変なことになります。
　そうならないように建物全体を注意深く確認します。

　石の上に柱が載っている場合、本来なら柱を固定した後、石を持ち上げてから固定の作業に入るのですが、
今回は石の下がコンクリート土間なので、土間を傷めずに済むようにパッキンで柱と石の間を仮固定し調整しました。