愛知県の別荘 沈下修正 & 観音堂の曳戻し

沈下物件

【 現場班報告 】

ゴールデンウィークが終わりました。

コロナの影響でどこも出られず家に居りましたが、

多くの方と同様に、仕事が始まるとじっとはしていられません。

 

取り掛かった工事は、GW前に移動した観音堂の「曳(ひき)戻し」です。

観音堂の移動先の盛土も完了したので、急いで京都に向かいます。

現在道路から2m近く建物が上がっている状態ですが、

ここから更に1.4m嵩上(かさあ)げして盛り土を整えた土地に建物を設置します。

一旦、盛土のすぐそばの位置まで建物を近づけます。

地盤が緩いので、建物のレベルを保つために現在の井形セイロ養生の上に鋼材を這わせて下地補強を行います。

その上に井形セイロ養生を設置することで、全体に建物の荷重を分散し局部的な沈下を抑えます。

建物レベルはジャッキアップするごとに確認し、微調整することでそのままの状態での移動が可能です。

今月中に移動据付(すえつ)けが完了する予定です。

 

5月10日からは愛知県の別荘の沈下修正工事の着工です。

のどかな山間部で車の音すらありません。

別荘には手造りのピザ窯や露天風呂などもあります。

沈下修正工事が竣工した際に、施主様から許可を頂いて

ピザ窯でピザを焼けたら・・・と、ついつい期待してしまいます。

今回の物件は、建物全体が片側へ15cm傾いていました。

ダブルロック工法で建物全体の地盤改良とレベル修正を行います。

地盤調査の結果から1.5mより深い部分は地盤が固いので、表層での圧密沈下かと思われます。

 

別荘地によくみられる『地番がナビに出ない』所ですので、

セメントやダブルロック材を積んだ資材搬入トラック便が来ると、

広い道路まで出ていって資材を荷受けします。

夏のような日差しの日もあるので、テントを張って日影を作ります。

これからの季節は熱中症に気を付けながら作業を進めて行きます。

施工は2週間の想定です。

丁寧な作業を心がけ、施工を進めて行きます。

 

 

 

 

 

 

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