建物を移動する
基礎ごと住宅嵩上げ工事
工事スピードもサービスの一つ
西舞建設㈱様のご依頼で建物の嵩上げ工事を行いました。
施工主様が建設業の経験がある方で、レベル調整を興味深く見てくださいました。
建物は長細く地中張り替わりのハンチがあるベタ基礎のため、移動させずバルクアップ工法で施工しました。
給湯設備が別基礎であったため、ジャッキで受けながら同時に持ち上げました。
建物基礎下端に油圧ジャッキを設置します。玄関ポーチに続くスロープは構造的に破損する可能性が高いため、はじめから解体して進めました。
連動油圧ポンプに接続して一斉に油圧ジャッキを操作し建物を持ち上げます。その圧力は連動油圧ポンプの操作盤のデジタルメーターによって判断が可能です。
地盤の緩い部分は、建物を持ち上げずに地盤の下に沈む可能性があります。この場合、水平が狂い建物を傷めかねないので、メーターを見ながら圧力が抜けるジャッキ箇所の耐圧を組み合わせて調節し、同時に建物が上がるように対応します。
基礎下を油圧ジャッキで持ち上げた状態の写真です。このような基礎の状態を見ることは通常できません。
連動油圧ポンプを操作して油圧ジャッキに圧力を少しづつ加え、建物の水平を微調整します。その後支持金物で建物を固定し、油圧ジャッキを抜きます。
その後バルクアップ材で充填し、型枠をはずして完了です。
給排水など配管は見えていますが、この高さまで盛土をするため最後は隠れます。スロープ部分の復旧をしたのち造成工事に入ります。
全体の造成工事が始まりました。
バルクアップ工法は従来工法に比べて工程を大幅に短縮できます。
工事期間が短くなるため、全体の工事費を抑えられるメリットがあります。
この物件の施工期間はバルクアップ養生期間を入れなければ、10日で完了しています。
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